時代に取り残されない勉強の仕方とは

 いつもお世話になっております。講師の杉本です。

 寒さも少し落ち着いて、春が近づいてきている雰囲気がしています。


 先日は当教室から大学受験に挑戦した生徒の皆さん結果が出そろいまして、皆さん無事進学先が決まりましたことにホッとしていました。卒業生の皆様がこれから大いにご活躍されますこと心から願っております。


 今回の記事は、「時代に取り残されない受験勉強の仕方とは」としています。どういうことをお伝えしたいのかといいますと、受験勉強の仕方がここ最近で大きく変わってきたということです。

 私が大学受験をした10年前と比べると、書店の参考書や問題集の種類が圧倒的に増えました。体感で2~3倍になっているような気がします。実際にはもっとなのでしょう。20年前と比べると一目瞭然なのかもしれません。まずここ10~20年で、どの参考書・問題集を使っていいのか分からなくなってきました。


 コロナ渦を経て、オンラインでのやり取りが当たり前になりました。ビジネスの場面で使用されることを想定して多くのオンライン会議アプリがリリースされています。私の身近なところで考えますと、学会もそういったサービスを利用してオンラインになっています。オンライン会議用のアプリを使いこなせることがいつの間にか必須になっています。いろんな講座も動画になっています。もちろん学習塾も例外ではありません。学習塾向けの動画講座が普及しました。うちも学びエイドを導入しています。この動画講座にはとある性質があって、自分のペースでどんどん学習が進んでいくようになってしまいました。言い換えると、動画を見ないとどんどん置いていきぼりを食らうようになってしまいました。

 動画講座で勉強するというのは少し前までは多少のハードルやリスクがあったんです。価格が高かったり、質が担保されていなかったり。ですがここ数年で業界の競争が激しくなって価格が下がり質が担保されました。映像授業で勉強するということが最も効率の良い勉強方法のひとつとなりました。

 もちろん従来の対面授業や参考書での独学も選択肢のひとつです。特に対面授業はその場の臨場感も味わうことができますからモチベーションの維持にも繋がります。しかしながら対面授業で入学試験の出題範囲をすべてカバーすることは不可能に近いのです。たとえ浪人して毎日予備校の授業に通っていても、志望校の出題範囲を完璧にすべてカバーしてくれることはないのです。結局は自分でも何冊か問題集を選んで取り組むことになります。この点からも、受験で勝つには自主学習が大切になります。

 とはいっても、人口の多い都市部はまだ対面講義ができるのです。なぜならある程度は生徒が集まるからです。七尾市の人口はどんなものでしょうか。データによると市全体で1学年300人~400人です。大学受験をするのはそのうち何人でしょうか。学力である程度クラス分けをしたときに何人になるでしょうか。同じ曜日に皆さん集まるでしょうか。そもそも対象者が皆さん同じ塾に通うでしょうか。そんな条件を重ねていくうちにその日その時間に居合わせるのはとうとう1人か2人になってしまいませんか。

 先生1人に対して少数の生徒というのはコストが大きくなります。まして何千時間もの学習時間が必要な大学受験においては、もしすべてマンツーマン指導から学ぼうとすれば費用が莫大になってしまいます。ざっと見積もっても先生の時給を賄うだけで年間200~300万円ほどになってしまうんです。そういう塾もありますが、皆が皆そういうところに通えるわけもないです。

 ではどうしていかなければならないのでしょう。答えはひとつです。従来のやり方で効率の良くないところを、正しく新しいものを利用しながら勉強することです。基本事項のインプット(暗記)には動画講座を使ってください。参考書を一から読むより断然早くてわかりやすいです。演習には自分のレベルに合った問題集を使てください。分野ごとに体系化されているので短期間で広い範囲を勉強してください。分からないところは参考書で調べてください。分からないところを潰していってください。出題範囲のカバーを必ず心がけてください。暗記したことは忘れないでください。これが全部出来てはじめてスタートラインです。思考力の必要な問題で得点差をつけてください。

 そのうちAIの活用も必要になってくるでしょう。添削もAIができるようになってきました。今子瞬間も科学技術は進歩を続けていますし、それに適応していくことができる人間が大学では求められているのだと思います。

 

ななお学習センター

石川県七尾市にある塾、ななお学習センターのホームページです。

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