基礎ってなに?基本?
久しぶりの投稿になります。講師の杉本です。
寒くなってきて、体調を崩しやすい時期になってきています。風邪をひかないように気を付けたいところですね。
真面目な話に入る前にちょっと余談ですが、最近はよく釣りに行っています。清水から出港して駿河湾で鯛を狙っていますが、なかなか本命のアマダイが釣れません💦
日によって釣れる魚にかたよりがあって、
この日は”イトヨリダイ”がたくさん釣れました。高級魚らしいですよ🐟
さて、本題ですが勉強において”基礎”って何でしょうか。暗記でしょうか。簡単な問題のことでしょうか。よく先生に”基礎を大事に”って言われると思います。いや、大事にしろって言われても、抽象的すぎて意味が分かりません。たぶん、言ってる本人もよくわかってないことが多いんじゃないでしょうか。
私は”基本”と”基礎”は分けて考えています。勉強で言う基本というのは、例えば数学だとsinθの定義とか、英語で言うと文法や単語であったり、要はその分野に入るのに必要な知識だと思っています。”基礎”というのは丁寧に言うと”思考するときの基礎”だと思っています。基本というのは≒暗記ですので、問題を解くにあたって暗記事項だけで解けない問題は考えて解きます。そこで大事なのが基礎です。しっかり考えて解くときに、ある程度自分の考え方をまとめておくわけです。入試においては準備をしておくということです。だから、基礎を習得するというのは割と難しいんです。
基本が身についていないのであれば、単に勉強時間を増やせばいいです。中学校の社会・理科はこれで簡単に点数が伸びてくれます。しかし基礎力は身につく人となかなか身につかない人がいます。数学が得意な人と苦手な人が二極化するのはそのためです。数学は好きな教科ランキング1位で、嫌いな教科ランキングでも1位です。やっぱりそこは、もちろん高みを目指したい人に限ってですが、意識をしていかないとなかなか身につきません。でもこれはちょっとしたコツがあって、「できる人のまねをする」ことが大事です。
私は、昔からなんでも先生に聞いていました。「この問題教えてください」と質問したことはあまりないかもしれません。「先生はどうやってこれときますか?」って聞くことが多かったです。「教えてください」って聞いてしまうとその先生の解く手順が分かりにくくなってしまうので、目の前でその問題を解いて見せてほしくて聞き方を工夫していました。中学生のころからそうでした。先生からするとなんだか実力試しのようなことをしてくる嫌な生徒だったかも知れませんが、そうすると見えてくるものがいろいろとあって、例えば英語の問題であれば、”自分には単語力がないんだな”とか、”できる人はそこを見るのか”、”あー、大事なのはそっちなのか”、といった感じで教科書や参考書を読むだけでは得られない感覚が得られます。その問題が解けるようになることよりも、次に同じような問題が出たときに解けるように準備する方が100倍大事です。そういうところが基礎に繋がっていくと思っています。簡単に言うと、できる人のまねをして解くと効率がいいということです。
高校受験でも大学受験でもそれは一緒です。できる人にどうやったらできるか聞いて真似をしてください。基礎は難しいけど割と身近なところにあります。今の学生は偏差値?をよく気にしていますが、偏差値なんて近くに転がっています。きっとそれに気付けるかどうかです。ちょっと意識を変えて、ちょっと意識をしてみるだけで、もしかしたら成績は急に伸びるかもしれません。
それでは今回はこのあたりで失礼します。
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